腸内フローラ.com|夏でもココア?!カカオの糖尿病を防ぐ効果、腸内細菌やミネラル、ポリフェノールも

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夏になると、温かい飲み物から冷たい飲み物にスイッチしてくる。ココアといえば温かい飲み物だが、夏でも冷たくしたりして、取り入れるとよいのかもしれない。 原料となるカカオに、糖尿病を防ぐ効果があるのは大きい。どうやら肝臓に効いているようだ。
糖尿病で起こる問題

糖尿病では、インスリンが出ているのに効かなくなる「インスリン抵抗性」が見られる。 結果として、血糖値が下がりにくくなっている。 そこにカカオが効いており、そのメカニズムが分かってきている。 スペイン高等科学研究院を含む研究グループが、栄養分子生物学分野の専門誌であるジャーナル・オブ・ニュートリショナル・バイオケミストリー誌2015年7月号で報告したものだ。 糖尿病のネズミにカカオ豊富な(10%含有)エサと普通のエサを与えて、糖尿病の起こりやすさを比較した。 その結果、カカオ豊富なエサを与えたネズミは、体重が下がったほか、血糖値は低くなり、インスリンのレベルも低下して、血糖値を一定に保つ力である耐糖能やインスリン抵抗性も改善した。
肝臓の機能低下を防ぐ

さらに、専門的なメカニズムについても検証。 カカオ豊富なエサは、肝臓内でインスリン作用の伝達に関与する「インスリン受容体基質-1(IRS1)」というタンパク質をうまく働くように促し、血糖をグリコーゲンという多糖に変換する酵素および仕組みの不活性化も阻止。インスリン抵抗性を改善していた。 カカオが血糖値を抑える効果は、肝臓で糖が作られないようにコントロールするところに加えて、肝臓内の糖の利用を高める酵素、糖を輸送するタンパク質を増やす働きと関係していると見られた。
腸内細菌やミネラルにも効果

ココアについては、原料はもともと「神の飲み物」を意味していた。 免疫力を高めたり、腸内細菌を養ったりする成分となるミネラルやポリフェノールが豊富だと報告が続いている。 さらには記憶力を高める効果があるという報告もある。学習効果を高めるためにはうれしい。 何を飲もうか迷ったときに、ココアを選択肢に入れてみても良いかもしれない。
文献情報
Cordero-Herrera I et al. Cocoa-rich diet ameliorates hepatic insulin resistance by modulating insulin signaling and glucose homeostasis in Zucker diabetic fatty rats. J Nutr Biochem. 2015 Jul;26:704-12. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25814291
引用元:Medエッジ

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