腸内フローラ.com|未来の究極のダイエットは腸内細菌を「移植」!? 今夜からできる細菌の移植方法とは

腸内フローラ.com | 未来の究極のダイエットは腸内細菌を「移植」!? 今夜からできる細菌の移植方法とは

コーネル大学の研究者は、体形をスリムに保つのに役立つとみられる「クリステンセネラセエ」と呼ばれる細菌種を、マウスを使った実験から判定した。肥満率の上昇は、研究の過程で抗生物質を使用することが増えたことによって、食べ物を効率よくエネルギーに変換する腸内細菌が減っていることが原因かもしれない、との見方が広がっている。
■私たちは腸内細菌のために生きている?

私たちの腸内には約100兆個もの細菌が生息している。私たちの体を構成する細胞数は10兆個とも50兆個とも言われるが、腸内細菌の数はその数倍とも言われ、私たちは腸内細菌の住処(すみか)として自身の体よりも多くの細菌を養うために生きているとも言えるかもしれない。

■腸内細菌には個性があり、人の精神にも影響を及ぼす!?

実は腸内細菌にも個性があり、腸内細菌のバランスは一人ずつ異なる。年齢や食生活を反映して絶えず敏感に変化する。 また、腸内細菌は人に対してさまざまな生理作用を示す。善玉菌といわれる細菌群(ビフィズス菌や乳酸菌)は、免疫力の活性化やビタミンの合成など人に有益な作用をし、悪玉菌(ブドウ球菌や大腸菌〔有毒株〕)といわれる細菌群は、毒素や発がん物質の産生など人に有害な作用をする。 さらに驚くことに、腸内細菌は動物の行動※1や人の精神※2にも影響を及ぼす可能性が近年の研究で示唆されている。私たちの心身の健康は腸内細菌の影響を大いに受けているということなのだ。

■未来のダイエット:細菌移植

コーネル大学の研究者らはクリステンセネラセエをマウスの腸内に移植した。細菌を移植されたマウスは、細菌を移植されなかったマウスよりも体重の増加が抑えられた。クリステンセネラセエにはマウスの体重増加を防ぐ働きがあることが示唆されたのだ。 さらに、人を対象にした調査では、この細菌をどれだけ持つかは遺伝の影響を受けること、太っている人より痩せている人の方がこの細菌を多く持つことが分かった。この細菌が人の体重増加を防ぐのに関わることが示唆された。 この細菌が、どのように人の代謝に影響し、体重を調整するのか、どのように遺伝するのかは分かっていない。しかし、研究者らが次に計画しているのは、この細菌を口から投与した場合にも、体重増加防止や体重減少の効果があるかを調べることだ。 もし、この結果がポジティブなものであれば、細菌摂取でダイエットが可能になる日もそう遠くはないだろう。細菌を移植するというと少し抵抗がある方がいるかもしれないが、ヨーグルトなどは、まさに乳酸菌など、体に良い細菌(善玉菌)の摂取にほかならない。このような善玉菌や、それを含む食品は「プロバイオティクス」と呼ばれる。

■腸内細菌を増やす方法

人のみならず動物も、腸内細菌にお世話になっている。例えばパンダの体は元来ササを消化する酵素を持っていないが、腸内細菌がそれを持っている。また、コアラもユーカリを無毒化する酵素は腸内細菌が持っている。つまり腸内細菌がいないと生きていけないのである。多くの動物は生後まず腸を発達させる(腸内細菌を増やす)ために、生まれたらすぐに土をなめるという行動を取る。 人で腸内細菌を増やすには、ヨーグルト、乳酸菌飲料、ぬか漬け、キムチ、みそ、納豆などの発酵食品が有効である。また、野菜、果物、豆類にはオリゴ糖や食物繊維が含まれており、これらは腸内細菌の餌となり、腸内細菌を増加させる働きがある。 一方で、高脂肪食、ストレス、生活リズムの乱れなどはどれも腸内細菌を減少させるので注意が必要だ。

参考: ※1: Bifidobacteria exert strain-specific effects on stress-related behavior and physiology in BALB/c mice. Neurogastroenterol Motil. 2014 Nov;26(11):1615-27・Savignac HM, Kiely B, Dinan TG, Cryan JF ※2: Acne vulgaris: nutritional factors may be influencing psychological sequelae. Med. Hypotheses. 2007;69(5):1080-4・Logan AC, Katzman M 参考URL:

http://jp.wsj.com/articles/SB12711975506514794531604580287951049681076

引用元:アメーバニュース

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