腸内フローラ.com|母乳と粉ミルクでは、乳児の腸内フローラが変わる

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母乳で育てない場合でも、乳児は調整乳で成長、発達することができます。しかし、幼児用調整乳は、母乳と栄養価が異なる点があります。そこで、母乳と乳児用調整乳の効果が比較されました。

◆母乳と乳児用調整乳が乳児の排便と腸内バクテリアに与える影響

生後7日から90日の赤ちゃんを対象とした3週間の臨床試験で、対象になった赤ちゃんは3グループに分けられました。それぞれのグループで、母乳のみ、シンレイト社製の粉ミルク、両親が購入した標準的調整乳を与えました。そして、母乳と乳児用調整乳が排便中の短鎖脂肪酸および細菌の量に与える影響を検討しました。

◆母乳と調整乳ではビフィズス菌の量が違う

排便中のビフィズス菌は、母乳とシンレイト製粉ミルクの方が、標準的調整乳に比べて高濃度でした。排便中の酢酸も母乳およびシンレイト製粉ミルクの方が高値でした。

母乳とそれ以外の粉ミルクや調整乳では、腸内を構成する細菌に与える影響が違うようです。ビフィズス菌は腸の中の善玉菌と言われます。母乳を与えたほうが、ビフィズス菌が多くなるということは、赤ちゃんのお腹の不調が比較的少なくなるかもしれません。ただし、結果として下痢などの症状に違いがあったかはこの研究からは示されていません。

母乳にはビタミンKが少なく、赤ちゃんの出血を防ぐためにビタミンK補充が必要になるといった面もある一方で、良い面も多く知られています。これまで研究されていなかった良い面もまだあるのかもしれません。

◆参照文献

Human Breast Milk and Infant Formulas Differentially Modify the Intestinal Microbiota in Human Infants and Host Physiology in Rats.J Nutr. 2015 Dec 16.

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