腸内フローラ.com|帝王切開と腸内細菌に関係?2013年のクロアチアの報告より

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腸内細菌と病気との関係が注目されている。  少し前の報告になるが帝王切開との関係も指摘されている。帝王切開と病気との関係を仲立ちする存在として腸内細菌があるというものだ。 現代病との関係を検証する研究  クロアチアのメルクール大学病院産婦人科の研究グループが、ボスニア・ヘルツェゴビナの医学誌メディカル・アーカイブズ2013年12月号で報告した。  帝王切開は技術や周辺環境の進歩により危険性が減少したとはいえ、母親と赤ちゃん両方にさまざまな影響を及ぼす可能性がある。  医学的には正当化できないような理由による帝王切開が問題になっている。  研究グループは、手術の危険性や母親、赤ちゃんのその後を調べた多くの研究結果を検討。  若い人の肥満、喘息や糖尿病、いろいろなタイプの皮膚炎といった「現代病」と帝王切開との関連性についての研究をまとめている。 善玉の腸内細菌が伝わらない  研究グループは、帝王切開では母親の産道と直腸に存在する善玉の腸内細菌が赤ちゃんに移らず、逆に子どもの免疫系を危険にさらす悪玉の腸内細菌が移りやすい点が指摘されているという。  帝王切開で生まれた子どもの腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう、腸内フローラ)はビフィズス菌が少なく、糖尿病の人の腸内フローラに似ていると説明している。  経膣出産では、母親の善玉の腸内細菌が子どもの白血球などの免疫系を刺激することになるが、帝王切開ではこのプロセスが不足する可能性があるようだ。  若い人の肥満、ぜんそくや糖尿病などの「現代病」につながるという観点から、帝王切開の増加に警鐘を鳴らす。  腸内細菌が帝王切開との関係があり得るようだ。 文献情報 Kulas T et al. New Views on Cesarean Section, its Possible Complications and Long-Term Consequences for Children’s Health. Med Arch. 2013 Dec;67:460-3. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25568522


引用元:Medエッジ

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