腸内フローラ.com|「デブ菌」も関係?抗生物質を赤ちゃんに使うと肥満招く、1万人超の調査で判明

腸内フローラ.com |「デブ菌」も関係?抗生物質を赤ちゃんに使うと肥満招く、1万人超の調査で判明

大人で「デブ菌」がこのところ注目されている(「デブ菌」だけではない、自閉症と腸内微生物も関連?ネイチャー誌でも報告あり照)。子どもでも注目されるのかもしれない。  生後6カ月以前に抗生物質を使ったり、幼児期に何度も使ったりした場合に、子どもの肥満を招く可能性があるようだ。腸内細菌のバランスを崩すといった影響が関係するようだ。  フィンランドのクオピオ大学の研究グループが、小児科分野のペディアトリクス誌の2015年4月号に報告した。 幼児1万2000人を調査  抗生物質は、厳密には細菌に効果を示すもので抗菌薬となる。  この抗菌薬は腸の微生物を殺す効果があるので、腸内細菌の集まりを変化させる力を持つ。このところ腸内フローラ、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)などとして、病気との関係が注目されている。抗菌薬でバランスが崩れる影響も指摘されてきた(腸内フローラとは?デブ菌、人工甘味料、抗生物質の問題が関係を参照)。  研究グループによると、抗菌薬が未知の仕組みによって家畜の成長を促進するとは知られているという。人の体重増加への影響が注目されたところだ。  研究グループは、健康なフィンランドの子どもを対象として、幼児期の抗菌薬にさらされることと体重や身長への影響を調べた。  対象となったのは、6114人の健康な男児と5948人の健康な女児。誕生から2年にわたって、体重と身長、薬の購入についてのデータを収集。生まれたときの条件で調整して、抗菌薬にさらされた場合、さらされなかった場合で体重や身長を比較した。 抗菌薬の使用に注意  結果として、幼児期に抗菌薬にさらされていると、さらされていないよりも体重が増えると分かった。その効果は生後6カ月以前にさらされた場合に特に大きかった。男児も女児も影響が見られた。いずれも統計学的な分析で意味のある差であると判断された。  研究グループは、「世界的な子どもの肥満の流行に影響しているかもしれない。幼児期の抗菌薬は慎重に使用するのが重要」と指摘。どうしても使うならば、どんな細菌にも効くタイプではなく、特定の種類にだけ効く抗菌薬を優先的に使うべきだという。  子どもにもデブ菌が関係しているのかもしれない。知っておきたい。 文献情報 Saari A et al. Antibiotic exposure in infancy and risk of being overweight in the first 24 months of life. Pediatrics. 2015 Apr.


引用元:Medエッジ

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