腸内フローラ.com|日本の中高生の2割が過敏性腸症候群、国際誌で報告

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日本の中高生のおよそ2割が過敏性腸症候群であると分かった。

上越教育大学の山本隆一郎氏らの研究グループが、胃腸分野の国際誌、ジャーナル・オブ・ガストロエンテロロジー・アンド・ヘパトロジー誌において2015年4月13日に報告している。

10万人近くのデータを分析


研究グループによると、若い年齢層の過敏性腸症候群について、日本ではこれまでに全国的な調査が行われていない。このたび日本の若い年齢層を対象として、過敏性腸症候群の症状がある人の割合、その要因を検証している。

対象となる中学校と高校は「集落抽出法」と呼ばれる調査手法を用いて全国からいくつかの地域を抽出。記入式のアンケートを送付するという方法を取っている。9万9416件の回答を集めて、有効な9万8411件のデータを分析した。

症状には男女差


その結果、過敏性腸症候群にかかっている割合は18.6%であると分かった。

男女差は見られなかったが、下痢型の過敏性腸症候群の割合は男子の方が多く、便秘型では女子の方が多かった。

過敏性腸症候群にかかっている割合は、学年が上がるほど高くなった。

夜型にスイッチしてしまう「睡眠相後退症候群」のほか、不眠症状、精神面の健康状態の悪さといった症状と明確に関連していた。

ライフスタイルや精神面による影響もあるようで、胃腸症状に問題がある場合、生活全体を改善させていくような対策も必要になるのかもしれない。


文献情報
Yamamoto R et al. Irritable bowel syndrome among Japanese adolescents: A nationally representative survey. J Gastroenterol Hepatol. 2015 Apr 13. [Epub ahead of print]


引用元:Medエッジ

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