腸内フローラ.com(マイクロバイオーム.com)|糞便移植で腸内細菌の正常化を確認

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糞便移植で感染症を治すことができるとして注目されている。

腸内細菌が変動して正常化していくと確認された。

米国ミネソタ大学を中心とした研究グループが、微生物分野の国際誌であるマイクロバイオーム誌で2015年3月30日に報告した。

糞便移植後の変化を検証


注目されているのは、病院の中ではやるクロストリジウム・ディフィシルという感染症で、薬が効かないために大きな問題だった(糞便移植で注目されるクロストリジウム・ディフィシル感染、米国で3万人が死亡を参照)。

この感染症に対して、健康な人の便を直接腸に注入する糞便移植が効果を示し、広く知られるようになった。

どのように腸内細菌に影響を与えるかは意外とよく分かっていない。

研究グループは、薬の効かない人で糞便移植がどのように影響を及ぼすかを調べた。糞便移植の後28日まで毎日便を取って検査。さらに84日までは週1回取って検査をした。

便の中の微生物は、細菌の種類を調べるために一般的に実施されている「16SrRNA」というDNAの仲間のRNAの情報から調べた。

正常範囲へと変動


結果として、糞便移植をすると、急速に腸内細菌は正常化していると分かった。

糞便移植の1日後に、移植した便と近い腸内細菌になり、さらに、時間が経つにつれて、腸内細菌の内容は多様化していくと分かった。

既に分かっている人間の腸内細菌のデータベースと比べて、健康と見なされる範囲に入っていった。

腸内フローラ、腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)。いずれも腸内細菌の集まりを指す言葉。海外ではマイクロバイオームという言葉が一般的。健康との関係は関心を集めている(バランスの良い腸内フローラで長生き、100歳以上の腸内細菌が明らかにを参照)。その内容も注目するとよさそうだ。


文献情報
Weingarden A et al. Dynamic changes in short- and long-term bacterial composition following fecal microbiota transplantation for recurrent Clostridium difficile infection. Microbiome. 2015 Mar 30;3:10.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25825673


引用元:MEDエッジ

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医学博士 藤田紘一郎氏 「腸内細菌の働き」

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